こんにちは!せとのこの釣り記事を担当しているレモ男です🍋

今回は、インプレ記事です
私がメインで使っているベイトリールのひとつに「ダイワ 22アルファス SV TW 800S-XHL」があります。
主にチニングやライトなシーバスゲームに使用しているのですが、純正とは異なる性格を持った社外スプールを購入したので、その効果と実力を判定したいと思います!
それでは早速、検証に入っていきますね。
各スプールのスペック比較

①GOMEXUS(ゴメクサス) AP120 超々ジュラルミン製スプール 21/22アルファスSV用
製品情報
- 素材 超々ジュラルミン
- 本体重量 6.6g
- 糸巻き量 PE0.6号-120m、フロロライン8lb-45m
- 対応ルアーウェイト 1.5g〜10g
- カラー ブラックレッド
- 適合 21/22 アルファスSV TW
- 価格 (税込)7,990円(2025年8月時点)
こちらはアルファスをよりフィネス寄りに使用するために購入しました。
純正と同様に可変式のインダクトロータが付いています。ロッドは普段はヤマガブランクス ブルーカレントⅢ 69/Bに合わせています。
②HEIGHTEN(ハイテン)ダイワ ベイトリール アルファス用 LIGHT BOOST 2段階可動 800S 浅溝 替えスプール
製品情報
- 素材 本体:70航空アルミ合金、ベアリング:ステンレス
- 本体重量 6.85g(ベアリング込み7.9g)
- 糸巻き量
PE:0.8-180m、1.0-150m、1.2-120m、1.5-100m
ナイロン:8lb-40~70m、10lb-30~55m - カラー 3色(ガンメタ、パープル、レッド)
- 適合 21/22 アルファスSV TW
- 価格 (税込)4,990円(2025年8月時点)
こちらの売りはBoost機能になります。
インダクトローターが2段階に動くので、シーバスゲームにおける飛距離向上を期待して購入しました。糸巻量的には純正シャロ―スプールよりわずかに少ない感じです。
ロッドは純正と同じくダイワ シルバーウルフMX76MLB-Sと使うことが多いです。

③純正シャロースプール RCSB SV 800S スプール
製品情報
- 素材 超々ジュラルミン
- 標準自重 12g
- 糸巻き量 ナイロン 8lb-40~80m、10lb-30~65m、12lb-25~55m
- 適合 21/22 アルファスSV TW
- 価格 (税抜)10,000円(2025年8月時点)
純正のシャロースプールです。
私はチニングに使用するために800S購入しましたので深溝の方のスプールは所持していません。
一番使用しており、一番信頼してます!
最近は、25タトゥーラSV TWにも純正でSV BOOSTが導入されたので、21/22アルファスSV TWも次のモデルチェンジではSV BOOSTになるのではないか?と期待しています。

スプールの互換性があればとても嬉しい!
私はどちらの社外スプールもAmazonで購入しましたが、あまりレビューやインプレしている情報が見つからなかったので、今回自身で検証をすることにした次第です。

検証用セッティング
ブレーキ設定7で各重量のナッゾジグをそれぞれ3投して飛距離を計測し平均飛距離を算出
(飛距離の計測にはプロックス デプスチェッカー使用)
※ベイトリール歴1年半のため、技術は初心者の域を出ていないと思います。あらかじめご了承ください。

検証場所【高梁川】
今回検証をしたのは、釣り人がよく集まる水玉ブリッジ下あたり。
釣り雑誌に掲載されている名称としては、【高梁川河口堰下流】です。



この日は、ハゼ釣りのご家族も来ていたよ!

僕も行きた~い!!
検証結果

ブレーキ設定7で3回投げた時の平均飛距離(m)
1.8g | 3.5g | 5.5g | 8g | 12g | 16g | スプール重さ | |
ゴメクサス | 11 | 20.3 | 27.5 | 33.3 | 42.2 | 47 | 8.6g |
ハイテン | △ | 22.2 | 30.8 | 36.3 | 46.3 | 47.7 | 11.3g |
純正シャロ― | ✖ | 14.5 | 28.7 | 37.7 | 41.5 | 47.5 | 15.3g |
①GOMEXUSはレスポンス良好!
GOMEXUSのキャストフィールは純正シャロ―スプールと似ていますが、重量が軽い分レスポンスが良いように感じました。
1.8gのナッゾジグも十分に対応できましたがロッドが柔らかければ、もっと楽に飛ばせるように思います。
12gも16gは、他の2つと比べても遜色ない距離が出ていました。

推奨ルアーウェイトは10gまでですので、自己責任でお願いします!
②HEIGHTENはバランス良し、オールマイティー◎
HEIGHTENは検証してみるまでは、使っていて「BOOSTが効いてるな」と思っていましたが、実際に計測してみるとそこまで大きな差ではありませんでした。
しかし、軽量ルアーの対応は間違いなく純正シャロ―スプールより上がっています◎
純正では限界だった3.5gについては難なく投げることができ、柔らかいロッドであれば1.8gも実用的に使用できそうで、スプールの軽量化の恩恵を強く感じました。
また、他の2つに比べキャストフィールは明確に違います。
SVの様な安心感のあるブレーキと言うよりはどちらかといえば遠心ブレーキのような軽やかさを感じました。(私はSV BOOSTもMAG-Z BOOSTも扱ったことがないので一概には比較できませんが……✖)
③純正シャロ―は、上質なキャストフィール
純正シャロ―スプールは、結果としてはいいところが無いように見えますが、キャストフィールは一番上質感がありました!!
今までの釣りでもキャストフィールが気持ちよく、釣りはおまけでキャストメインになってしまったことも……(笑)
1.8gこそ全く投げられませんでしたが、5.5gより上は飛距離もそこまで差があるわけでもなく、私の技術では投げ方を良くすれば埋められる差でした。

どっちがおすすめ?!【GOMEXUS】VS【HEIGHTEN】
ベイトフィネスの様な使い方をしたいのであれば→GOMEXUS(ゴメクサス)
ライトバーサタイルであれば→HEIGHTEN
どちらか一つ選ぶなら→HEIGHTEN(十分に軽量ルアーに対応しており、ゴメクサスよりも安いうえにカラーを選べる!)
どちらのスプールにしましても、スプールから糸落ちしてしまうトラブルは今のところ起きていません!
皆様の参考になれば幸いです。


まとめ【GOMEXUS】【HEIGHTEN】【純正】を比べて分かったこと
今回の結果を受けて分かったのは、純正よりもベイトフィネス的に使用するのであれば、社外スプールの導入も悪くはないということです。
私は海でのフルキャストが大半ですが、ピンスポットに打ちたい時にも、社外スプールの軽さによるスプールレスポンスの向上が活きます!
また検証結果からは、飛距離の向上はあまり見られませんでした。
飛距離を第一に伸ばしたい場合は、別のリールを買うか、自身のキャスト技術向上に集中するのが良いのではないでしょうか。

ベイトリールって、セッティング次第で性格がすごい変わるから使っていて楽しい!
今回はチニングロッドを検証に使いましたので、3.5g以下はなかなか曲げられず投げにくかったです。
今度は、柔らかめの竿を使う検証もやってみたいと思っています。
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結論から言うと、かなり「買い」ですよ~!