【鞆の浦】ポニョに出てくるスポット10個！一日で全て巡る完全ガイド

『崖の上のポニョ』を見て、作品のモデルとなった港町「鞆の浦」への旅行を計画されている方必見！

実際に私が丸一日かけて巡った「ポニョの聖地巡礼ルート１０ヵ所」を全て公開します。

各スポットについて、ここから更に詳しくお伝えします。

鞆の浦『崖の上のポニョ』聖地巡礼スポット紹介！

広島県福山市鞆の浦は、宮崎駿監督が愛したポニョの聖地です。

宮崎駿監督がジブリの社員旅行で訪れた際に惚れこみ、その後実際に約３か月間住み込んで『崖の上のポニョ』の構想を練りました。

映画の中には、鞆の浦を連想させる風景が数多く登場しています。
例えば、スーパーの名前には「TOMO」の文字がさりげなく描かれており、「鞆の浦＝ポニョの舞台」なのはファンの間では周知の事実です。

旅の準備が整ったら、いよいよポニョの世界へ入っていきます！

①鞆の浦到着前！【宗介の登園ルート】田尻町⇒鞆の浦の海岸線

鞆の浦に降り立つ前から、実は聖地巡礼は始まっています。

瀬戸内海の海が綺麗に見える田尻町から鞆の浦に延びる海岸線は、宗介の保育園への登園ルートにそっくりです。

気候の良い時期には、潮干狩りを楽しむ方もおられるのどかな海岸……。
穏やかな瀬戸内海の波を間近に感じることができます。

天気が良ければ、遠くには瀬戸大橋と四国を見ることも可能！！

鞆の浦観光へのワクワク感が自然と高まりますね。

②鞆の浦到着後「ともてつバスセンター」へ。監督直筆サインあり！

駐車場に車を停めた後は、鞆の浦の観光案内拠点である「ともてつバスセンター」へ行きましょう。
※バスの方は、「鞆の浦」バス停で降りるとすぐ目の前です。

こちらでは、観光案内パンフレットのほか、宮崎駿監督直筆のサインが飾られており、ファンにはたまらない聖地となっています。

高畑勲監督は、子どもの頃に鞆の浦を訪ねられたことがあったんですね！

また、ポニョ関連の地図も掲載されていますので、これから訪れる場所を確認することができます。

店長の片岡さんはとても気さくなお人柄で、鞆の浦のおすすめ観光情報をたくさん教えて下さいました。訪ねる場所などで不明な点があれば、ぜひ店長さんに聞いてみてくださいね。

その他にも、鞆の浦はテレビドラマや映画のロケスポットとしても有名なため、様々な俳優さんのサインが飾られています。

ロケ地となった作品の一例を挙げると、『流星ワゴン』、『男たちのYAMATO』、『ウルヴァリン：SAMURAI』などなど。邦画から洋画まで、幅広いジャンルです！！

数々の映画監督たちを魅了する、歴史ある鞆の浦の佇まいを、この後もたっぷりと堪能していきます。

③鞆の浦のデイケアセンター「さくらホーム」は、作中の「ひまわりの家」の元になった？！

観光センターすぐそばの路地を１本入ると、古き良き外観を保った、素敵な建物が。

趣ある日本家屋をよく見ると、「鞆の浦さくらホーム」という看板が！

郵便受け一つ見ても、タイムスリップしたかのような錯覚を覚えますね。

この日は平日でしたが、多くの地元の方が集まられているようでした。

実は、こちらは地域密着型のデイケアセンターでした！！

宗介の母、リサはデイケアセンター「ひまわりの家」で働いていますが、もしかすると宮崎駿監督も、鞆の浦滞在中に、この建物の看板を見られたのかもしれませんね。

④水没した町の中で見えた「沼名前神社」の旗【二千年の歴史】

デイケアセンターから更に民家が立ち並ぶ奥の方に進んでいくと、「沼名前神社（ぬなくまじんじゃ）」の鳥居が見えてきました。

こちらの神社の名前は、水没した町の中を船で進んでいくシーンで登場。（旗に、神社の名前が書かれています）

実は、沼名前神社は、地元住民の方々にとっても大切なスポット。
二千年の古い歴史があり、夏には「お手火神事」と言うお祭りも開催されます。

頭から水を被った男性らが、燃え盛るお手火を懸命に支え、神社の大石段を登ってく様は圧巻！！

お手火神事は、町内の清祓や無病息災を祈願するお祭りで、鞆の浦を象徴する夏の祭事でもあるそうです。

鞆の浦で長い歴史を持ち、地元の人からも慕われている沼名前神社。
その歴史的背景を重んじたからこそ、宮崎駿監督は、ポニョの大事なシーンに神社の名前を登場させたのかもしれません。

⑤常夜燈から、宗介の住む港町の全景を見る

鞆の浦で一番有名な観光名所でもある「常夜燈」。

潮待ちの港として栄えてきた鞆の浦で、古から航海の安全を守ってきた灯台です。

その常夜燈を背景に、鞆港をぐるりと見渡すと、船着き場の景色、そして周りに立ち並ぶ家屋の雰囲気が、ポニョに出てくる港町の世界観にぴったり当てはまります。

ちなみに……。
福山市で結婚式を挙げるご夫婦の【和装ロケーション撮影】として、常夜燈前のスポットは選ばれることも多いです。
地元の方からも愛される、これぞ鞆の浦！という場所なんですよ。

こちらは私の知人の写真ですが、階段（雁木【がんぎ】と言います）に座って写真撮影をすると、非常に映えます✨
鞆の浦に行かれた際には、ぜひこんな形で想い出を残してみてくださいね。

それでは、港に吹く潮風を感じながら、次なるスポットへ向かいます。

⑥ランチはここ！宮崎駿監督がデザインした、御舟宿（おんふなやど）いろは

宮崎駿監督自らがデザイン案を描かれ、改修工事を経てよみがえった御舟宿いろは。
こちらでは、宿泊と、ランチなどのお食事が可能です。

２階からちらりと見えるステンドグラスが何とも美しい町屋です。

2025年４月にリニューアルし、現在のランチは「コース料理のみ」となっています。

鞆の浦と言えば鯛茶漬け！！
いろはのコース料理の中にももちろん入っていますので、鞆の浦観光で頂く昼食にはぴったりですね。

※鞆の浦ランチのお店ならこの記事も！⇒鞆の浦のおしゃれカフェ＆食べ歩き＆豪華ランチ満喫の欲張り旅！

⑦宗介のお家のモデル？急坂の崖にある「楢村幸男美術館」

お昼休憩を挟んだ後は、少し急坂を登っていきます。

医王寺に行く途中に、ポニョと宗介が住んだ赤い屋根のお家のモデルとも言われている「楢村幸男美術館」があります。

遠くからでも赤い屋根が特徴的！
現在はかなり古びた建物になっていますが、その様子も何だかノスタルジック。

急坂の上に位置しているところも、『崖の上のポニョ』という名前にしっくりきます。

⑧医王寺からの壮観な眺め！宗介の住む港町全容を見下ろす神スポット

美術館の更に上を登っていくと、鞆の浦全体を一望できる「医王寺」があります。

ここからの眺めはまさに壮観！！
登るまでは大変ですが、「来てよかった～」と必ず思えるスポットです。

上記の写真は「医王寺」の本堂よりも更に上、「太子殿」からの景色です。

お時間に余裕がない方や、真夏などの気候が厳しい折には、太子殿までは登らず、医王寺の本堂付近からの眺めを見るのが良いでしょう。

こうして全体を見渡すと、湾に沿って家屋が密集している様子が、ポニョの港町のイメージそのままですね。

⑨鞆の浦の造船所「本瓦造船」と、宗介の保育園「旧ともひら保育所」

医王寺を降り、鞆側とは反対の「沼隈」方面に少しだけ進むと、これまたポニョで登場する施設によく似た建物が出てきます。

まずは「本瓦造船」。こちらの写真が、ポニョに出てくる船の色のイメージに似ていますね。

特殊タンク船、ケミカルタンカー、小型船舶まで、幅広い種類の船を建造できるそうです。鞆の浦の小さい町の中に、こんな立派な造船所があるなんて驚きですよね。

映画で出てきた跳ね上げ式の橋はないものの、かなりの迫力を感じます！！

そして、造船所の近くには、保育園も。（現在は、地域NPOのふれあい施設のようなものになっているようです）

そこを横切ろうとすると……、びっくり！！ポニョの絵が描かれていました！！！！

何とも味がある絵ですね😊(笑)

きっと、施設の子ども達や、スタッフの方が頑張って描かれたんでしょうね……✨旅の合間に、ほっこりしました。

⑩隠れポニョを発見！鞆の浦の町屋の中に、可愛いポニョが出現！

全て見終わり、鞆の浦の中心地に戻ってきました。

実は、様々なお土産物屋さんが軒を連ねている中に、「隠れポニョ」が時々いるんですよ。

例えば、バケツの中で、水を口からピューっと吹き出してみたり。

お店のショーウインドーの中で、不思議そうに外を見つめていたり。

探すと、まだまだほかにも「隠れポニョスポット」があるはずです！！！

町を探検しながら、ぜひ可愛いポニョを見つけてみてくださいね。

鞆の浦ポニョのスポット巡りに最適な、鞆の浦の宿泊施設を紹介

実は鞆の浦は、ポニョの聖地以外にも、超有名な見どころが多くあります。

例えば、朝鮮通信使が日本で最も美しい眺めと評した「福禅寺 対潮楼（たいちょうろう）」や、パワースポットとして有名な「仙酔島」など、有名な観光地・歴史遺産の宝庫！

鞆の浦では、下記３つのホテルが「三大人気」となっています。

特に格式が高く、人気なのが鞆の浦温泉　汀邸　遠音近音（みぎわてい　をちこち）の詳細情報を楽天トラベルでチェック。
お値段もお高めですが、往来からお出迎えもしっかりとしてくださり、ホスピタリティがとにかくすごい。
お部屋は全室オーシャンビューの露天風呂付きで、「特別感」がたっぷり味わえる旅館です。

まとめ：ジブリ・ポニョの世界観を体感する鞆の浦のおすすめスポット！

鞆の浦でたっぷり味わう、ジブリ『崖の上のポニョ』の世界。いかがでしたでしょうか？

こちらのリスト通りに巡っていただくと、丸一日の滞在で、計10ヵ所の「ポニョとゆかりのあるスポット」を見つけることができます◎

時間がある方は、ポニョと合わせて、『流星ワゴン』の西島秀俊さんや『ウルヴァリン』のヒュー・ジャックマンさんが実際に歩いた場所も訪ねてみるのも面白いかもしれませんね。

『崖の上のポニョ』を見て、実際にモデルとなった場所を訪れたいと思った皆さんは、ぜひ広島県福山市・鞆の浦の上記スポットを訪れてみてくださいね✨

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